小泉今日子と原田知世

 

 書店の入り口に、インタビュー雑誌『SWITCH』『MEKURU』が並んでいて、どちらも大好きな小泉今日子特集。

MEKURU』は27名によるわたしの中の小泉今日子というテーマで、キョンキョンを取り巻くクリエーターたちが彼女について語っている。立ち読みのつもりで開いたページが吉本ばななで、

あまりにもいろんなことを経験しすぎた人は、小さく大人しくなるか、何が何でも強く優しくなるかどっちかだけれど、今日子さんはもちろん後者だというコメントがすごくよくて、思わず買ってしまった。27名全てのコメントに愛があり、全てに、彼女のプロの職業人として、大人の女性としての美学が語られていた。美しくまっすぐ生きる指南書として手元に置いておきたいくらい。

 一方、『SWITCH』は、昨年末「100」回を数えて完結した彼女の連載「原宿百景」を振り返る形で、本人へのインタビュー、「原宿百景」のスタイリストによる全100着についての書き下ろし、ゲスト登場したアーティストによる原宿のBGM100曲セレクトからなる構成だった。小泉今日子特集というより原宿特集という感じで、小泉今日子ファンにとっては物足りなかった。でもスタイリスト伊賀大介の「原宿百景」書き下ろしコメントは時々声出して笑ってしまった。服への愛着、キョンキョンへのリスペクト、宮藤官九郎的おっちょこちょいな一面が垣間見え、この人、人間らしくてよいです。

 ところで、小泉今日子ファンの友達が「うちの旦那、キョンキョンのこと、あれはヤンキーだって言うんですよ。男って男前な女子はダメなんですかね、最近、原田知世のカバーアルバムばっか聴いて萌えてます」と言っていた。分かるような気もしつつ、なんとなく残念。ちなみにうちの旦那も知世ちゃんの新譜を借りにツタヤに行ったそうです。そしたら取り扱いなかったそうです。ここにもいました。笑 知世ちゃんCD「恋愛小説」の試聴はこちらから

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