【結婚指輪と不浄の左手】

 

チャンドラさんの結婚1周年記念にお呼ばれしました。ゲストは13人、オールインド。そのうちご夫婦が4組。女性はいつも裸足であぐらをかいて食べてらっしゃるのですが、フト、みなの左足人差指のトゥリングに注目していたら、「あ、コレ?結婚ゆびわ」と聞いてびっくり。「足の指に?入れるの?結婚指輪を?」。ヒンズー教の「不浄の左手」は知っていましたよ。おトイレで左手を使い、ごはんは右手で食べるんですよね。 そうか、大事な結婚指輪はおトイレの左手につけないのね。じゃ、右手じゃダメなの?と思うけどこれは聞けなかった。

で、納得している私に、「だからね、独身男性はまず女性の足の指をみるんだよー♡」と嬉しそうに話すチャンドラさんは、奥さんに殴られていました。笑 ちなみに暑いインドでは年中サンダル履きなのですぐ足元チェックできるんですね。ところで男の人たちは手足に指輪をしていないけど?と聞くと奥さんは言いました。「未婚・既婚の見分け方?あれ見て、あのおなか。出てるでしょー。あれが既婚者よ、わははー!」。ヨメ強し、豪快に笑っていました。たしかに独身者が2名いましたが、彼らのお腹はすっきりしていました。わはは、ホントだ。

*後でネット検索したら、右手に結婚指輪を入れていたとか、男性も指輪していた、という目撃情報など諸説ありましたが、カレーのバラエティさ同様、インド広し、結婚指輪も地域性があるかもしれません。。(この方々は皆、南インドの、アーンドラ・プラデーシュ州、オリッサ州、ケララ州のご出身です)